研究課題
若手研究
木材切削時に刃先近傍で発生する大ひずみは毛羽立ちなどの加工欠点の生成と密接に関係しているため、ひずみの制御は重要である。本研究では、従来の画像相関法では測定の難しかった大ひずみを解析できるようにアルゴリズムを改良し、これまで不明であった刃先近傍の領域の大ひずみを測定した。その結果、切削条件に依存して、切屑の分離や加工欠点の生成の原因となるひずみの種類や大きさが異なることが確認された。
木材機械加工
木材切削時の刃先近傍の大ひずみは切屑の分離や加工欠点の生成と密接に関係している。本研究では、木材切削時に刃先の微小領域で発生する大ひずみを検出する手法を確立した。さらに、切削条件に依存して刃先近傍のひずみの大きさや種類が変化し、加工欠点の発生に影響することを示した。本研究は、加工欠点の少ない高品質な木材製品の生産に役立つ切削工具の設計に貢献するものである。