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2021 年度 研究成果報告書

水産資源学への環境DNA法の導入:回遊性魚類タチウオを例に

研究課題

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研究課題/領域番号 19K15906
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分40030:水圏生産科学関連
研究機関地方独立行政法人大阪府立環境農林水産総合研究所(環境研究部、食と農の研究部及び水産研究部)

研究代表者

木村 祐貴  地方独立行政法人大阪府立環境農林水産総合研究所(環境研究部、食と農の研究部及び水産研究部), その他部局等, 研究員 (90797169)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードタチウオ / 資源生態 / 環境DNA / 大阪湾 / 生活史
研究成果の概要

近年大阪湾で漁獲量が増加しているタチウオの資源生態学的特性の解明と、環境DNAを活用した資源モニタリング方法の開発を目的に研究を行った。過去と比較して漁期が長期化し、過去の調査ではみられなかった成熟個体が出現していること、カタクチイワシに強く依存した食性であることを明らかにした。屋内外での実験によって検証したタチウオの環境DNA検出手法によって、季節、海域による環境DNAの検出状況と漁獲状況が関係していることを明らかにした。

自由記述の分野

魚類生態学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で得られた大阪湾タチウオの生態情報を用いて、漁業者に科学的根拠に基づいた指導・助言を行うことで適切かつ効果的な資源管理方策に寄与することができる。
水産資源の持続的利用を目的とした管理は世界的にも求められており、我が国においても漁業法の改正に伴い、資源評価事業の拡充が喫緊の課題として挙げられている。他の研究機関においても環境DNA法を用いた新たな資源モニタリング手法の開発が進められており、各魚種・各海域の情報を共有し議論を進めることで資源管理手法の加速度的な進歩に貢献することができる。

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公開日: 2023-01-30  

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