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2020 年度 研究成果報告書

SFTSウイルスを含むフレボウイルスの起源を探る

研究課題

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研究課題/領域番号 19K15982
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分42020:獣医学関連
研究機関山口大学

研究代表者

下田 宙  山口大学, 共同獣医学部, 准教授 (40719887)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
キーワードマダニ媒介性ウイルス / 渡り鳥 / 越境感染症 / 人獣共通感染症 / SFTSウイルス / オルビウイルス
研究成果の概要

国内におけるマダニ媒介性ウイルスの起源を探るために調査研究を実施した。海を越えるマダニ媒介性ウイルスの拡散には渡り鳥が関与している可能性を考え、渡り鳥に付着したマダニよりウイルスの分離・検出を試みた。その結果、北海道に飛来した渡り鳥に付着したより国内未報告のKemerovoウイルスを含む複数のウイルスの分離に成功した。Kemerovoウイルスは人における病原性も示唆されており、今後飛来元や飛来地の調査を含めた詳細な解析が必要であると考えられる。

自由記述の分野

人獣共通感染症

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究成果により、海を越えて人に病原性のあるマダニ媒介性ウイルスが渡り鳥を介して往来していることが示唆された。今回同定されたウイルスはKemerovoウイルスのみであったが、国内にすでに存在しているダニ媒介性脳炎ウイルスや重症熱性血小板減少症候群ウイルスの起源も同様に探索していく必要性が強く示唆された。

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公開日: 2022-01-27  

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