• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 研究成果報告書

滑膜細胞のエピゲノム調節による炎症性サイトカイン発現制御機構の解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K16015
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分42030:動物生命科学関連
研究機関愛媛大学

研究代表者

佐伯 法学  愛媛大学, 学術支援センター, 助教 (80791607)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
キーワード関節リウマチ / 滑膜線維芽細胞 / エピジェネティクス / UHRF1
研究成果の概要

我々は、関節リウマチの新規治療標的の足掛かりを見つけるため研究をしている。先行研究で同定したエピジェネティック(DNA塩基配列の変化を伴わない遺伝子発現調節)制御因子UHRF1の働きを解析すると、関節リウマチ病態においてUHRF1は様々な増悪因子を抑制的に制御していることが判明し、また、マウスモデルにおいてUHRF1発現を維持すると関節炎病態が改善することを明らかにした。

自由記述の分野

解剖学

研究成果の学術的意義や社会的意義

現在、関節リウマチ治療において生物学的製剤等が奏功しているが、未だ20-30%には十分な効果が認められない。本研究成果より、滑膜線維芽細胞に発現するUHRF1は様々な関節リウマチ増悪因子の発現を網羅的に抑制していること、UHRF1発現を維持すると関節炎病態が改善することを臨床サンプルやマウスモデルを用いて明らかにした。これらのことから、関節リウマチ患者におけるUHRF1発現維持は増悪因子を網羅的に抑制する新規治療戦略として期待される。

URL: 

公開日: 2022-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi