2019年度はシヌクレイン変異をもつマウスが行動異常とヒト組織での解析結果との比較を報告した。2020年度はプロテアソームの変異によっておこる中條西村病の筋病理において、炎症と細胞内封入体が見られることを論文報告した。 2021年度は神経炎症系のシグナルについて、インフラマソームと同じく、自然免疫のひとつであるSTING経路について検討を行い、MSAのアストロサイトにおけるSTING関連タンパクについて、剖検脳での検討を行い、αシヌクレインとSTING関連タンパク陽性ミクログリアが増加することを報告し、患者髄液でのインターロイキンの測定を行った。実験結果は、井上らと、STING経路を報告した。
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