ACCのLUT機能に対する貢献についてはまだ議論の余地があり、その基礎的なメカニズムはほとんどわかっていない。本研究の目的は、LUT機能においてACCがどのように排尿反射を制御しているのか、その神経機構を明らかにすることである。我々はオプトジェネティクスを用いてACCの第5層錐体細胞とパルバルブミン(PV)陽性介在細胞を選択的に活性化すると、それぞれ排尿が誘発・抑制されることが明らかになった。これらの結果は、ACCが排尿の開始に重要な役割を果たしていること、そしてACCにおける興奮と抑制のバランスが排尿反射を制御している可能性を示唆している。
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