視床下部外側ニューロテンシン神経細胞(Nts-LH)の有する覚醒調節機構についてオプトジェネティクスとファイバーフォトメトリーにより解析を行った。まず、Nts-LH特異的に光受容体を発現させ、光刺激を行うと、NREM睡眠からマウスは毎回覚醒したが、REM睡眠中では影響がなかった。次に、カルシウムセンサーをNts-LHに発現させ、脳波、筋電図を測定しながらカルシウムイメージングを行ったところ、Nts-LHは睡眠時と比較し、覚醒時に有意に興奮していることが明らかになった。以上のことから、Nts-LHは覚醒の維持に重要であることが明らかになった。
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