研究成果の概要 |
概日時計プログラムによる炎症性掻痒の日内変動の分子基盤の解明とその時間薬理への応用に向け、マウスの概日生理リズムを多角的に観察可能なシステムを開発し(Shimatani et al, PLoS ONE, 2021)、体内時計周期長調節を司るGPCR Gpr176の発現量がN型糖鎖修飾で制御されることを見出し(Wang et al, Sci Rep, 2020). かゆみと同じく末梢器官の局所変化が病態に結び付くマイボーム腺機能不全において、NAD+を介したマイボーム腺局所ステロイド合成量の変化が本病態増悪に結び付くことを明らかした(Sasaki et al, Nat Aging, 2022).
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