今回のスクリーニングの結果よりいくつかの候補植物エキスを選定した。それらの中から、本研究中にショクヨウホオズキ・アシュワガンダ・トマチロなどいくつかの植物エキスについて活性成分の単離を行った。また、以前より活性成分の単離をおこなっていたトウワタやニオイヒバなどについても、構造活性相関などの知見を明らかにし、さらにトウワタに関しては細胞周期に対する影響を検討した。その結果、トウワタより得られた成分であるcalotropinはHTLV-1感染細胞株であるMT-1・MT-2に対してG2/M期に影響を及ぼすことが明らかとなった。
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