イブプロフェン含嗽剤の実用化にあたって、作用時間の持続と使用時の刺激感を減少させる製剤を作成する必要があるため、製造方法を一部見直して検討した。作用時間の持続化として、高分子ゲル化剤を添加する方法や局所麻酔薬を添加することも検討したが、製剤の滅菌工程等に支障があることが判明し、これらのアプローチは断念した。使用時の刺激感の減少を図るために、防腐剤を使用せずに無菌製剤した含嗽剤を製造する方針とした。 下顎第三大臼歯の抜歯患者を対象としたイブプロフェン含嗽剤の有効性と安全性を評価するプラセボ対照試験を実施したが、主要評価項目である疼痛緩和効果は認められない結果となった。
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