ベンダムスチンは、非ホジキンリンパ腫(NHL)の治療薬として重要な役割を果たしている。一方で、ベンダムスチンに関連する皮膚障害は、アジア諸国で発現しやすいことが示唆されており、皮膚障害は患者の生活の質に影響を与え、投与量の減量・中止につながる可能性がある。そこで本研究では、ベンダムスチン療法を受けたNHL患者を対象として皮膚障害の発現状況と予測因子について検討を行った。 その結果、ベンダムスチン療法施行前の前化学療法歴なし[Odds Ratio(OR):15.72、95% 信頼区間 (95% CI):4.24-83.13、P<0.001]が皮膚障害の有意な予測因子であることを同定した。
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