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2021 年度 研究成果報告書

ベンダムスチン投与患者における皮膚障害の発現因子解明と予防法確立

研究課題

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研究課題/領域番号 19K16429
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分47060:医療薬学関連
研究機関同志社女子大学 (2021)
大阪薬科大学 (2019-2020)

研究代表者

内田 まやこ  同志社女子大学, 薬学部, 教授 (70784304)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードベンダムスチン / 皮膚障害 / 副作用
研究成果の概要

ベンダムスチンは、非ホジキンリンパ腫(NHL)の治療薬として重要な役割を果たしている。一方で、ベンダムスチンに関連する皮膚障害は、アジア諸国で発現しやすいことが示唆されており、皮膚障害は患者の生活の質に影響を与え、投与量の減量・中止につながる可能性がある。そこで本研究では、ベンダムスチン療法を受けたNHL患者を対象として皮膚障害の発現状況と予測因子について検討を行った。
その結果、ベンダムスチン療法施行前の前化学療法歴なし[Odds Ratio(OR):15.72、95% 信頼区間 (95% CI):4.24-83.13、P<0.001]が皮膚障害の有意な予測因子であることを同定した。

自由記述の分野

がん化学療法

研究成果の学術的意義や社会的意義

本結果は、ベンダムスチン療法施行前の前化学療法歴がベンダムスチン療法を受けるNHL患者における皮膚障害の重要な予測因子であることを示した。ベンダムスチンは外来で施行されるレジメンのため、医療従事者が日々患者の皮膚状態を観察することは困難である。
このため、本研究結果は、皮膚障害の発現リスクを事前に層別化するうえで非常に重要な情報となり、安全ながん化学療法の施行に貢献するものと考えられる。

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公開日: 2023-01-30  

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