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2021 年度 研究成果報告書

シクロオキシゲナーゼ2選択的阻害薬がシスプラチン起因性腎障害に与える影響の検討

研究課題

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研究課題/領域番号 19K16437
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分47060:医療薬学関連
研究機関北海道大学

研究代表者

齋藤 佳敬  北海道大学, 大学病院, 薬剤師 (00835001)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードシスプラチン / 腎障害 / 非ステロイド性消炎鎮痛薬 / セレコキシブ
研究成果の概要

本研究では抗悪性腫瘍薬シスプラチン(CDDP)起因性腎障害(CIN)に非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)が与える影響について検討した.
まず,メタアナリシスによりNSAIDsの併用がCIN発症のリスク因子となることを明らかにした.続いて各NSAIDsがCDDPの細胞障害性に与える影響をin vivo,in vitroで検討し,セレコキシブによるCDDPの細胞障害軽減作用,フルルビプロフェンによる障害増強作用を解明した.さらに詳細な検討により,セレコキシブは酸化ストレスに対する抵抗性ならびにオートファジー活性の亢進作用で細胞障害を軽減し,これがセレコキシブ特有の作用であることを示した.

自由記述の分野

医療薬学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究成果よりセレコキシブ特有のCIN予防・軽減作用が示された.本研究はCINマネジメントの観点からCDDPと併用可能なNSAIDsを細分化により探索したものであり,その新規性から学術的意義及び社会的意義は大きいと思われる.さらに,我々のグループはNSAIDsがCDDPの抗腫瘍効果に与える影響も検討しており,その結果も踏まえCDDP投与時のNSAIDsの適正使用に貢献すべくさらなる検討を継続したい.

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公開日: 2023-01-30  

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