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2019 年度 実施状況報告書

ヒト心房筋に対する抗炎症性サイトカインIL-10の直接的及び間接的効果

研究課題

研究課題/領域番号 19K16492
研究機関大分大学

研究代表者

近藤 秀和  大分大学, 医学部, 病院特任助教 (90724170)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードIL-10の直接作用
研究実績の概要

ヒト右心耳を用いたIL-10によるincubation実験を施行した。容量依存性にスーパーオキサイドの減少,e-NOSカップリングの改善を認めた。AMPK,Akt,JNKのリン酸化は認めずERKのリン酸化を抑制しているためERKシグナリングを抑制することで酸化ストレスの低下に寄与している可能性が示唆された。ジヒドロエチジウム染色を用いた実験でも同様にIL-10のスーパーオキサイド産生減少が確認できた。ヒト心筋細胞のセルラインを用いた実験でもIL-10による心筋細胞保護作用を証明できた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

ヒト組織が順調に採取できているため,実験の進捗状況は問題なし。

今後の研究の推進方策

今後はIL-10の心外膜脂肪を介した心筋細胞への間接作用に関して研究を進めていく方針である。

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公開日: 2021-01-27  

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