研究課題
本年度は昨年度までに樹立した、薬剤依存的なヒストン遺伝子の発現抑制が可能な遺伝子改変ES細胞を用いて、遺伝子改変マウスの作製に取り組んだ.これまでに、マウス個体の作製に成功し、マウスから単離した線維芽細胞において薬剤誘導的にdCas9-KRABを発現させることができることを明らかにした.今後本マウスを解析することにより、老化において見られるヒストンおよびヌクレオソームの低下が持つ生理的意義を理解することができるものと期待される.