研究課題/領域番号 |
19K16538
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
山田 名美 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 助教 (40727319)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | エクソソーム / 細胞向性 |
研究実績の概要 |
本研究は1)大腸がん細胞が分泌するエクソソームの宛先を決定する分子の同定、2)その分子を介したエクソソームの取り込み制御メカニズムを解明することを目的としている。 本年度は、自身のこれまでの研究成果をまとめた総説「細胞外小胞を用いた大腸がん細胞の生存戦略」、「がん細胞の生存戦略におけるExtracellular vesiclesの役割」の2報(いずれも邦文)を発表した。 第53回日本臨床分子形態学会総会・学術集会(web開催)において、奨励賞を受賞し、受賞演題「Extracellular vesiclesを用いたがん細胞の生存戦略」について講演した。 また、第127回日本解剖学会総会・全国学術集会(Web開催)の指定シンポジウムにおいて、演題「がんにおけるmicroRNAの機能研究と解剖学」を口演した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍により、実験に取り組む時間の確保が困難となっており、研究の進捗が遅れている。 しかし、実験ができない間にも、総説論文の発表やweb開催された学会での発表を行うなど、可能な範囲で研究活動を継続している。
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今後の研究の推進方策 |
補助事業期間延長申請の承認を受けて、当初の研究実施計画の完遂を目指す。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍により実験に取り組む時間の確保が困難となっており、研究の進捗が遅れたため。補助事業期間延長申請が承認されたため、当初の研究計画の完遂を目指す。
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備考 |
2021年度 第53回日本臨床分子形態学会奨励賞 受賞 受賞タイトル「細胞外小胞エクソソームを用いたがん細胞の生存戦略解明と新規治療標的の探索」
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