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2020 年度 研究成果報告書

TGF-βシグナルに反応するFOPフレア・アップ期のメカニズム解明及び候補薬探索

研究課題

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研究課題/領域番号 19K16540
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分49010:病態医化学関連
研究機関京都大学

研究代表者

趙 成珠  京都大学, iPS細胞研究所, 特定研究員 (50778678)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
キーワード進行性骨化性線維異形成症 / FOP / iPS細胞
研究成果の概要

本研究では、希少遺伝性疾患である進行性骨化性線維異形成症(FOP)の骨化巣出現前の発病初期にフレア・アップと呼ぶ皮下軟組織腫張現象のメカニズム、及びそれを抑制する方法の解明を行なった。患者由来iPS細胞からin vitro再現系を構築し、スクリーニングよりFOP 細胞のみが過剰に反応する新規リガンド A を同定した。その上、リガンド Aの投与が FOP モデルマウスの筋肉に局在する線維性細胞の増殖を促進し、異所性骨化に導くことを見出した。今回の成果はこれまでほぼ研究されていないフレア・アップが起こる分子メカニズムの解明、および治療法の開発に繋ると期待できる。

自由記述の分野

分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年盛んに行われた FOP の骨化および軟骨化メカニズムの解明とそれを抑制する新規候補となる化合物探索研究と比較して、フレア・アップ期については現状では現象論的な臨床研究にとどまり、病態メカニズムも未解明な点が多い。本研究で構築した in vitro 病態再現系、およびそれを基づいて見出したリガンド A はフレア・アップに関連する分子シグナルの解明、 及びそれを抑える治療法の探索へとつながると期待される。

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公開日: 2022-01-27  

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