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2020 年度 研究成果報告書

タンパク質間相互作用を利用した乳癌細胞由来エクソソームの分子機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K16548
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分49020:人体病理学関連
研究機関東北大学

研究代表者

岩渕 英里奈  東北大学, 医学系研究科, 助教 (70837278)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
キーワード乳癌 / エクソソーム / 血管新生
研究成果の概要

乳癌組織でのエクソソームマーカーCD63,CD81,CD9およびCaveolin-1の発現は血管新生の指標と正相関を示し,また細胞増殖が盛んな症例においても陽性細胞が多く認められた.また,タンパク質間相互作用に着目することで,乳癌細胞株由来のCaveolin-1が分泌に関わるエクソソームにおいては血管内皮細胞に作用し,血管新生を促進すると考えられた.本研究で検討したタンパク発現は乳癌の悪性度に関連し,血管新生および細胞増殖に関与する可能性が示唆された.

自由記述の分野

人体病理学,腫瘍学

研究成果の学術的意義や社会的意義

癌細胞由来エクソソームは血清などを用いてその意義が広く検討されているが,本研究では,通常病理診断で用いられるホルマリン固定パラフィン包埋組織においてエクソソームマーカーの発現を検討し,癌細胞での発現が高い症例では血管新生が促進しており,より悪性度が高いことを示した.本研究により,エクソソームの新たな解析手法を提案し,また病理検査技術や治療法の開発にも寄与することが期待される.

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公開日: 2022-01-27  

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