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2022 年度 研究成果報告書

膠芽腫の新規グリオーマ幹細胞マーカーLEFTYの同定、機能解析、そして臨床応用

研究課題

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研究課題/領域番号 19K16567
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分49020:人体病理学関連
研究機関北里大学

研究代表者

秋谷 昌史  北里大学, 医学部, 助教 (80836099)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードLEFTY / Nodal / Glioblastoma / Hypoxia
研究成果の概要

膠芽腫で、LEFTY、Nodalの発現は、及び高アポトーシスと低細胞増殖の所見が偽柵状壊死巣(Ps)や非壊死性腫瘍病巣と比較して、非偽柵状壊死巣(non-Ps)周囲病巣で有意に高地であった。GBM細胞株であるKS-1では、低酸素模倣剤CoCl2による処理でLEFTYレベルが上昇した。LEFTYとNodalの過剰発現は、増殖率を高め、CoCl2誘発アポトーシスに対する感受性を低下させ、癌幹細胞関連マーカーの発現を増大させた。LEFTYとNodalは、アポトーシス、増殖、EMT/GCSの特徴を変化させ、non-Ps の壊死周囲病変における細胞の生存に寄与している可能性が示唆された。

自由記述の分野

分子病理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

<学術的意義>①膠芽腫のグリオーマ幹細胞の新規マーカーとしてLEFTYを同定し、LEFTY関連シグナルカスケードの検索から新たなグリオーマ幹細胞の誘導・維持機構を解明した。②LEFTY陽性グリオーマ幹細胞による血管新生制御の観点からみた膠芽腫の新たな生物学的特性を解明した。<社会的意義>③小化学化合物などによるLEFTY関連シグナルカスケード阻害によりグリオーマ幹細胞の“幹”形質の消失や血管新生抑制による膠芽腫の分子標的治療の基盤を築くことができる。

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公開日: 2024-01-30  

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