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2020 年度 研究成果報告書

濾胞樹状細胞核内エストロゲン受容体αを標的とした濾胞性リンパ腫の治療法確立戦略

研究課題

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研究課題/領域番号 19K16577
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分49020:人体病理学関連
研究機関山形大学

研究代表者

大江 倫太郎  山形大学, 医学部, 講師 (40594338)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
キーワードestrogen receptor alpha / CD23 / FDC / follicular lymphoma / FLIPI / prognosis
研究成果の概要

抗エストロゲン治療後の腋窩リンパ節では、無治療の腋窩リンパ節と比較して、エストロゲン受容体アルファ(ERα)陽性細胞数が少なく、加えて胚中心、CD21陽性およびCD23陽性濾胞樹状細胞の面積が小さいことが判明した。濾胞性リンパ腫(FL)微小環境内においてGrade 3よりも、Grade 1-2の方にERαおよびCD23発現細胞が多いことが判明した。
全生存期間と無増悪生存期間のいずれにおいても、ERα高発現群のFLは低発現群のFLよりも予後が良好であり、さらにERαの高発現はFLにおいて独立した予後良好因子となることが判明した。

自由記述の分野

人体病理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究成果より、抗エストロゲン治療が濾胞樹状細胞(FDC)の増生・増殖を抑えることが出来る可能性があることを見出した。さらに、ER陽性CD23陽性FDCはGrade 1-2の濾胞性リンパ腫(FL)に多く存在し、G3 FLではほとんどみられなかったことより、G3 FLよりもG1-2 FLに抗エストロゲン治療の効果が期待出来る。

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公開日: 2022-01-27  

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