紫外線(UV)による皮膚癌の発生にREV7が関与していること明らかにするために、細胞レベルの解析とマウス個体レベルの解析を行った。細胞レベルの解析から、REV7はUV照射後の細胞生存に大きく寄与しており、突然変異の導入にも関与していることが明らかになった。一方、マウス個体レベルの解析では、Polh欠損マウスとPolh欠損 / Rev7へテロ欠損マウスではUV照射による腫瘍の発生時期・発生個数に差は見られなかった。Rev7へテロ欠損マウスではREV7の機能喪失には不十分な可能性があり、更なる解析が必要である。
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