研究課題/領域番号 |
19K16661
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分49050:細菌学関連
|
研究機関 | 沖縄科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
CHEUNG Martin 沖縄科学技術大学院大学, 量子波光学顕微鏡ユニット, 技術員 (90832163)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
キーワード | Shigella flexneri / Type III secretion / Tip complex / Cryo-EM |
研究成果の概要 |
III型分泌系先端複合体(TC)について、低温電子顕微鏡と質量分析計を駆使して研究した結果、次の2つの重要な知見が得られた:i)TCは3つの異なる亜単位から成り、その形態は不均質である。今回、初めてサブナノメートルの分解能(9A)で可視化し、TCが三量体であることを明らかにした。さらに、三量体内の各亜単位がそれぞれ異なる方向を向いていること、ii)感染時にT3SSが活性化すると、これまで知られていなかった補助的な複合体がTCに結合すること、などを明らかにした。我々はこの新たに同定された複合体がプレポア複合体であると考え、TCが標的細胞と相互作用する仕組みを説明できるのではないかと考えている。
|
自由記述の分野 |
Microbiology
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
These results could be highly significant not only for our fundamental understanding of type III secretion system function but also for the development of novel antimicrobials. The newly complex may serve as an ideal drug target to prevent the infectivity of Shigella.
|