• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 実施状況報告書

加齢に伴う胸腺退縮のメカニズムの解明および免疫系への影響

研究課題

研究課題/領域番号 19K16689
研究機関京都大学

研究代表者

瀬海 美穂  京都大学, 医学研究科, 特定助教 (50737533)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード免疫 / 胸腺
研究実績の概要

T細胞が分化する場である胸腺が加齢に伴って退縮し、その生理的な胸腺退縮の過程で“脂肪化” することはよく知られている。また、加齢に伴い胸腺におけるT細胞産生能が低下し、末梢T細胞の亜集団にも変化が見られることもわかっている。しかし、脂肪細胞をはじめとする胸腺退縮に伴う変化がどのようにT細胞産生に寄与し得るのかはよくわかっていない。そこで、本研究では、加齢に伴う胸腺微小環境の変化のひとつとして、胸腺における脂肪細胞に焦点を当てる。昨年度までに胸腺組織における脂肪を有する細胞の検出システムを立ち上げた。本年度はそのシステムを用いて胸腺組織で認められる脂肪を有する細胞検出を行い、マウスの胸腺においては若齢にも関わらず脂肪を有する細胞が存在することがわかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

胸腺組織で脂肪を有する細胞を検出することに成功し、マウスでは若齢時期から脂肪を有する細胞が存在することを明らかにした。

今後の研究の推進方策

胸腺組織において脂肪を有する細胞を検出することで、脂肪を有する細胞系譜およびその出現時期を明らかにする。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルス感染拡大のためマウスの掛け合わせが中断したため、当該実験経費は翌年度に使用することとなった

URL: 

公開日: 2021-12-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi