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2021 年度 実施状況報告書

加齢に伴う胸腺退縮のメカニズムの解明および免疫系への影響

研究課題

研究課題/領域番号 19K16689
研究機関京都大学

研究代表者

瀬海 美穂  京都大学, 医学研究科, 特定助教 (50737533)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード免疫
研究実績の概要

T細胞を産生する臓器である胸腺が加齢に伴って退縮し、その生理的な胸腺退縮の過程で脂肪が認められるようになることはよく知られている。また、これまでの研究で加齢に伴い胸腺におけるT細胞産生能が低下し、末梢T細胞の亜集団にも変化が見られることが明らかとなっている。しかし、脂肪細胞をはじめとする胸腺退縮に伴う変化がどのようにT細胞産生に寄与し得るのかはよくわかっていない。そこで、本研究では、加齢に伴う胸腺微小環境の変化のひとつとして、胸腺における脂肪細胞に焦点を当てて研究を行っている。マウスの胸腺において、若齢にも関わらず脂肪を有する細胞が存在し、1年齢を過ぎた高齢マウスではその割合が増加することがわかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

マウスにおいて脂肪を有する細胞を免疫組織染色にて検出することにより、加齢に伴う変化を明らかにした。

今後の研究の推進方策

より定量的な解析のため、フローサイトメトリーを用いた脂肪を有する細胞の検出システムを立ち上げ、胸腺退縮と脂肪化との関連を明らかにする。

次年度使用額が生じた理由

研究に必要な試料の入手に時間がかかっているため、次年度に当該研究を遂行する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] The CD44/COL17A1 pathway promotes the formation of multilayered, transformed epithelia2021

    • 著者名/発表者名
      Kozawa Kei、Sekai Miho、et al.
    • 雑誌名

      Current Biology

      巻: 31 ページ: 3086~3097.e7

    • DOI

      10.1016/j.cub.2021.04.078

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2022-12-28  

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