• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 研究成果報告書

大腸がん細胞で高発現する新奇オーファントランスポーターTMEM180の機能解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K16730
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分50010:腫瘍生物学関連
研究機関国立研究開発法人国立がん研究センター

研究代表者

安西 高廣  国立研究開発法人国立がん研究センター, 先端医療開発センター, 特任研究員 (80786137)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード大腸がん / トランスポーター / 代謝 / 腫瘍マーカー / 膜タンパク質
研究成果の概要

本研究は、大腸がん細胞で高発現する機能未知の新奇トランスポーターTMEM180の分子機能解明を目的としている。TMEM180のトポロジーに着目した解析を進め、ループと予想される部位にタグを挿入した改変TMEM180を複数作製、それぞれHEK293T細胞での一過性発現を行い、膜透過処理の有無を組み合わせた細胞免疫染色を行うことで、タグを挿入したループ部分が膜のどちら側に存在するかを決定、12回膜貫通型タンパク質であることを証明した。TMEM180遺伝子発現を抑制した大腸がん細胞株SW480を用いた生化学的解析を進め、TMEM180が代謝を通して大腸がん細胞の増殖に寄与していることを明らかにした。

自由記述の分野

腫瘍生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

申請者らが真に大腸がん細胞で高発現する分子の1つとして見出したTMEM180は、これまで論文報告がなく、機能が全くわからない新奇の分子であった。本研究において、TMEM180が12回膜貫通型タンパク質であることを実験的に証明し、大腸がん細胞の増殖に代謝を通して寄与していることを見出すことができた。本成果は、TMEM180が生体内でどのようにがんと関係しているかを明らかにするための重要な手がかりの一つとなった。

URL: 

公開日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi