研究成果の概要 |
ヒト肝細胞癌株(HLE,HepG2,HuH7)のS1PR2発現をwestern blot法で確認した。S1PR2発現はHLE=HepG2>HuH7であった。S1P添加実験ではS1PR2を発現細胞のHLEが有意に増殖し、S1PR2阻害剤:JTE013によりその増殖が抑制された。S1PR2ノックダウンではS1Pによる細胞増殖の抑制を確認した。 オレイン酸(OA)添加時のJTE013添加、S1PR2KDによりOAにより誘導された増殖が抑制された。培養上清液中のS1PはS1PR2KDにより上昇した.NAFLDを背景とするHCCの増殖機構にS1P-S1PR2 pathwayが関与していることが示された.
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