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2019 年度 実施状況報告書

非活性型TGFβ(LAP)陽性免疫細胞に着目した尿路上皮癌免疫治療の新規開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K16797
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

村井 亮介  滋賀医科大学, 医学部, 非常勤講師 (80748583)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード尿路上皮癌 / LAP陽性細胞 / TGFβ
研究実績の概要

初年度は尿路上皮癌者におけるLAP陽性細胞の検討のため、検体収集をすすめた。また、予備検討として非担癌者の末梢血を用いてフローサイトメトリーにて検討を行ったが個体によってLAP陽性T細胞の陽性率が5%から40%とやや大きな差異を認め、方法の再検討や検体数を多く集めることが必要であると考えられた。
ホルマリン固定パラフィン包埋切片に利用できるとされる、既存の抗LAP抗体が入手可能であったため組織免疫染色を施行したが、非癌組織と癌組織での染色性に差異がなかった。さらなる条件検討や新規抗体が必要と考えられた。
また、癌周囲環境評価を行うことを目的として、免疫反応に関わるリンパ球のうちTリンパ球全般、キラーT cell、Tregの評価を行うこととし。ホルマリン固定パラフィン包埋組織を用いて、CD3,CD8,Foxp3の免疫染色を施行することとし標本収集をすすめた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

予備検討で非担癌者でもLAP陽性細胞の陽性率に差を認めたため、手法の再考や検体を増やすことなどが必要と考えられた。担癌患者の検体について検体採取および冷凍保存をすすめている。
組織免疫染色でも入手可能な抗LAP抗体では染色性不良がありいずれも予備検討にとどまった。

今後の研究の推進方策

検体収集をすすめ、フローサイトメトリーにて担癌患者の検体でLAP陽性細胞の評価を行う。
ホルマリン固定パラフィン包埋切片に対する抗LAP抗体での組織免疫染色に対する条件検討を継続する。

次年度使用額が生じた理由

検体収集、予備検討にとどまったため新規の物品購入に対する費用が少なかった。検体収集がすすみ次第、抗体などの物品購入をすすめる方針である。

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公開日: 2021-01-27  

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