尿路上皮癌患者検体を用いたLAP(TGFβ)陽性細胞の検討 尿路上皮癌者におけるLAP陽性細胞の検討のため、検体収集をすすめた。末梢血では尿路上皮癌患者の血液を抗CD3抗体、抗CD4抗体、抗LAP抗体で染色しT細胞におけるLAP陽性細胞の割合を検討した。予備的検討の結果では、LAP陽性細胞の割合は1%から10%と幅があり、一定しないと考えられた。 同時に臨床検体の収集を進め、患者末梢血から末梢血単核球分離し、保存をおこなっている。 腫瘍周囲LAP(TGFβ)陽性細胞の活性化評価 まず臨床検体において活性化の有無を問わずLAP陽性細胞の存在を調べるため、既存の抗LAP抗体にて膀胱癌組織のパラフィン包埋切片の組織免疫染色を施行した。しかしながら染色率が低く有効な免疫染色が得られず予備検討にとどまっている。
|