研究成果の概要 |
透析腎癌における免疫微小環境を評価した結果、透析腎癌では通常型淡明細胞型腎癌と比較してPDL1発現が高いことを見出し、小児泌尿器科学会で報告した。 さらに、腫瘍免疫微小環境の解析を進める過程で、PD-1/PD-L1阻害剤抵抗例が臨床的に問題となった。そこで、次世代チェックポイント分子であるLAG-3, TIM-3, TIGTの発現状況に着目すると、腎癌において3分子が相互排他的に発現することを見出し、その背景はp53遺伝子変異があることを見出した。この新規3分子を用いた新たな腎細胞癌の分類を構築し、報告した。
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