研究成果の概要 |
肺扁平上皮癌264例において、無再発生存、全生存ともにCD155高発現は予後不良であった(p=0.0164, p=0.0023)。肺腺癌363例において、CD155高発現は無再発生存で予後不良(p=0.0188)、全生存では有意差を認めなかった(p=0.0531)。EGFR変異型において、CD155発現による予後の差は認められなかったが、EGFR野生型において、CD155高発現は予後不良であった(無再発生存p=0.0253, 全生存p=0.0225)。 肺扁平上皮癌およびEGFR野生型肺腺癌においてCD155高発現は予後不良であり、CD155発現が腫瘍細胞増殖に関与している可能性が示唆された。
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