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2021 年度 研究成果報告書

cfDNAを用いた大腸癌特異的メチル化マーカーによる大腸癌存在診断法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19K16868
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分50020:腫瘍診断および治療学関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

清水 大  名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (50723037)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード大腸癌 / メチル化 / cfDNA
研究成果の概要

大規模公共データを用いて27種類の臓器由来悪性腫瘍に特徴的なDNAメチル化部位を抽出し、DNAメチル化診断パネルを作成した。パネルの診断能は、自施設の大腸癌・胃癌・乳癌の組織検体や、別の公共データベースから得られた腫瘍組織のデータを用いて検証した。結果、人種・検体保存法・DNAメチル化の検出手法によらず、さらに腫瘍内不均一性の影響を受けずに、27種の悪性腫瘍の診断に用いることができることが示された。また、ctDNAのメチル化状態からも、どの臓器由来の悪性腫瘍が存在するかを診断できる可能性が示された。さらには、原発不明癌症例の血液検体からも原発臓器を同定できる可能性が示された。

自由記述の分野

消化器外科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の結果を発展させることにより、1回の採血や尿検査などのリキッドバイオプシー検査を用いることで、最大27種類の悪性腫瘍の存在を的確に識別可能な検診技術への発展が期待される。単回検査で多癌種の診断が可能となれば、受診負担軽減から検診受診率が向上し、健康予後の改善が期待できる。また、原発不明癌の正確な原発巣診断に活用できる可能性があり、原発不明癌に対してより客観的な原発巣診断ツールとして用いることができ、より適した治療を提供できる可能性が示唆された。

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公開日: 2023-01-30  

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