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2020 年度 研究成果報告書

社会的相互作用における他者への印象を事前に予測する脳活動

研究課題

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研究課題/領域番号 19K16889
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分51020:認知脳科学関連
研究機関高知工科大学

研究代表者

伊藤 文人  高知工科大学, フューチャー・デザイン研究所, 講師 (00722307)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
キーワード社会的認知 / 機能的磁気共鳴画像法 / 顔
研究成果の概要

本研究では、他者の顔に対する印象の情報を処理する際の脳活動および顔に対する印象が、実際にその顔の人物と会話をした際に抱く印象を予測するか、機能的磁気共鳴画像法(fMRI)と行動課題を用いて検討した。その結果、事前に取得した相手の顔に対する印象評定値は、その相手と実際に会話をした際の印象を有意に予測する一方、fMRI課題時に得られた各々の顔に対する脳活動情報は会話課題における印象を有意に予測しないことが明らかとなった。

自由記述の分野

社会神経科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、社会脳科学分野では実際の社会的相互作用を研究対象とすることへの訴求力が高まっており(Schilbach et al., 2013)、特に欧米ではBrain-as-Predictor Approachを採用する動きが活発となっている。しかしながら、本研究においては事前の脳情報が実際に他者と対面した際の印象を予測しないという先行研究(Zerubavel et al., 2018)と異なる結果が得られた。今後。脳情報がどれほどの予測力、信頼性をもつか更なる検討が必要であると考えられる。

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公開日: 2022-01-27  

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