研究課題
本年度は主として脳磁図データと言語能力検査としてWMS-Rデータの収集を行った。被検者23名分のデータを収集した。さらに、解析プログラムの作成を行い、特定の周波数帯域、脳領域ごとに言語課題時の脳活動の時空間分布を検討した。α(8-13Hz)、β(13-25Hz)、lowγ(25-50Hz)の3帯域で事象関連脱同期(ERD)の局在がそれぞれ異なることが明らかになった。また、それらERDのパワー値とWMS-Rの言語性記憶力のスコアの間の相関を検討し、相関がある脳領域を特定した。
2: おおむね順調に進展している
本年度は20名のデータ収集を予定していたが、23名のデータを収集し、解析プログラムも作成し解析を終了できた。
来年度も脳磁図データの収集を進め、既存データと統合した解析を進めることでデータの信頼性を高めることで、脳磁図データと言語性記憶力の関係性を検討する。それらの結果をもとに脳磁図を用いた言語性記憶力検査の具体的方法を確立させる。
すべて 2019
すべて 学会発表 (1件)