新規μ-δ受容体作動薬候補であるキノキサリン誘導体SYK-663と6,14-エポキシモルヒナン誘導体SYK-642を基にしてより高い受容体選択性と作動活性を有する化合物を見出すため、新規化合物の設計・合成を行った。SYK-663誘導体は15化合物合成し、うち10化合物が評価済みである。SYK-642誘導体は7化合物合成し、評価を行った。SYK-663誘導体からはμ-δ受容体選択性が向上した化合物を2つ見出すことが出来た。一方、SYK-642誘導体からはμ-δ受容体選択性を向上した化合物を見出すことは出来なかった。現在はSYK-663を基にさらなる構造展開を行っている。
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