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2021 年度 研究成果報告書

オルガネラ接点におけるVPS13Cの機能とそのドパミン神経変性への関与

研究課題

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研究課題/領域番号 19K16929
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分51030:病態神経科学関連
研究機関順天堂大学

研究代表者

緒方 洵  順天堂大学, 医学部, 特任助教 (20825179)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードVPS13C / パーキンソン病 / PLA2G6 / 脂質
研究成果の概要

パーキンソン病(PD)の原因遺伝子VPS13Cの機能を解析するため、VPS13-EGFPノックインショウジョウバエを作製し、細胞内局在を調べたところ、脂肪滴、リソソームへの蓄積が観察された。同様にPD原因遺伝子PLA2G6はリン脂質リパーゼA2をコードする。したがって脂質恒常性の破綻がPDを引き起こす原因の一つではないかと考えた。網羅的な脂質解析とRNAseqによる複合的なオミクス解析よって、幾つかの脂質分子種及び脂質関連遺伝子の変動を検出し、表現型との相関が示唆された。

自由記述の分野

神経学

研究成果の学術的意義や社会的意義

PDの原因としてマイトファジー制御や小胞輸送制御の異常が考えられる。これらの現象を引き起こす原因として脂質分子、脂質関連遺伝子にフォーカスし、いくつかの候補をリストアップできた。リスク脂質分子種と責任脂質酵素の同定は、食事指導によるPDリスク予防、脂質酵素に対するPDの分子標的薬の探索に繋がると期待される。

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公開日: 2023-01-30  

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