研究成果の概要 |
脳梗塞病態時に特異的に誘導され、神経再生機構の鍵を握る新規幹細胞(脳傷害誘導性神経幹細胞:injury induced-NeuralStem/Progenitor Cells, iNSPCs)を発見しin vitro においては活動電位を有する機能的な神経に分化することを報告してきた。この細胞の動態を解明するために、神経幹細胞マーカーであるnestinをGFPで標識した遺伝子改変マウス(Nestin-GFPマウスCB-17 系統)を作製した。免疫組織化学的解析により脳梗塞病態時においては梗塞領域及びSVZ に神経分化能を有する幹細胞が誘導されたが、両者の細胞特性や起源は異なることが示唆された。
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