本研究では、施設に住む高齢者の体位・活動量と在宅生活維持との関連を調べた。体位・活動量は、ActivPALにて測定した。35名が4日間のActivePALを装着し、平均年齢は89.1歳、男性15名、要介護者が28名、ADL(Barthel index)平均は79.7であった。1日の平均値として歩数は1599歩、立位時間(直立時間+歩行時間)は175分、座位時間は551分であった。ADLの低下と共に歩数、起立時間は優位に低下し、座位時間も低下する傾向が見られ、座位時間は活動的な時間である可能性が示唆された。2-2.5年の前向き観察にて立位時間は在宅継続時間と関連していた。
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