研究課題/領域番号 |
19K16966
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立がん研究センター (2021) 産業医科大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
内村 圭吾 国立研究開発法人国立がん研究センター, 中央病院, 医員 (00822553)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 気管支鏡 / 超音波内視鏡 / 肺癌 / 麻酔 / EBUS |
研究成果の概要 |
超音波気管支鏡ガイド下針生検の診断率に関与すると思われる、CTで有意な腫大を認めない肺門・縦隔リンパ節におけるエラストグラフィ画像の解析を行った。CT上有意な腫大を認めないリンパ節においても、エラストグラフィの所見は90%以上の陰性的中率を示すことが分かり、学会発表を行い、国際雑誌に原著論文が採択された。気管支鏡検査において患者の苦痛を最小限にするためには、医療用麻薬を併用し鎮静薬を用いる必要がある。本研究において、全身状態を含め適応を見極めれば、75歳以上であっても75歳未満同様に安全に気管支鏡検査が行えると考えられ、学会発表を行った。
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自由記述の分野 |
気管支鏡
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超音波気管支鏡ガイド下針生検は多くの施設で局所麻酔下に行われるが、しばしば検査時間の長さが適切な検体採取を妨げる。リアルタイムに検査中にエラストグラフィ画像を評価し、対象リンパ節が悪性もしくは良性であるかを検討しながら、処置を行うことで、効率的な検体採取が可能になると考えられる。また、近年日本も高齢化が進んでいるが、本研究に75歳以上であっても75歳未満同様に鎮静薬と鎮咳薬の併用を行っても安全に気管支鏡検査が行えることが証明された。本研究は、低侵襲で安全かつ確実な気管支鏡検査法の確立に寄与することができたと考えられる。
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