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2022 年度 研究成果報告書

リゾホスファチジルセリンの血栓止血分野における意義の解明および検査医学的応用

研究課題

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研究課題/領域番号 19K16971
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52010:内科学一般関連
研究機関東京大学

研究代表者

西川 真子  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (30779369)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード血小板 / リゾホスファチジルセリン / 臨床検査医学
研究成果の概要

リゾリン脂質の一つであるリゾホスファチジルセリン(LysoPS)は,その特異的受容体が2012年に同定され,リンパ球,マクロファージに対する免疫抑制作用などの強力な生理活性を有する新規リゾリン脂質メディエーターとして注目されてきている.LysoPSが急性冠症候群患者の血漿で上昇すること,LysoPS受容体が血小板に存在することなどを背景とし,LysoPSの血栓止血領域における役割を解明し,さらにその成果を検査医学的に応用することを目的とした.血小板はヘテロな細胞集団であり,個々の血小板を個別に評価する手法としてフローサイトメトリー法とFISH法を融合させた測定系を用いて解析を行った.

自由記述の分野

臨床検査医学、血栓止血学

研究成果の学術的意義や社会的意義

リゾリン脂質は親水基である残基と疎水性部位を有するリン脂質の総称であり,申請者の所属する研究グループを含め,ヒト疾患との関連が盛んに研究されている.代表的なリゾリン脂質は,リゾホスファチジン酸(LPA)とスフィンゴシン1リン酸(S1P)であるが,申請者はLPA,S1Pに次ぐリゾリン脂質メディエーターとして,リゾホスファチジルセリン(LysoPS)に注目した.LysoPSは,2012年に3種の特異的G蛋白共役型受容体(GPR34, P2Y10, GPR174)が同定され,その作用は免疫学を中心に明らかになってきたが,血栓止血領域におけるLysoPSの意義は明らかになっていない.

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公開日: 2024-01-30  

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