本研究の対象施設である横浜市立大学附属病院で34例、横浜市立大学附属市民総合医療センターで110例の症例を登録した。これらの症例におけるデータを統合し、高齢心不全患者のフレイルに対する運動療法の効果に影響する因子を明らかにした。横浜市立大学附属病院の症例についてはフェリチン、血清鉄、総鉄結合能、カルニチン分画(総カルニチン、遊離カルニチン、アシルカルニチ)、TNF-α(高感度)、インターロイキン-6(IL-6)を測定し、サブ解析として運動療法の効果に影響する因子を同定した。これらの結果は英文医学雑誌に投稿予定となっている。
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