本研究では、地域住民を対象「鍼治療とツボ押しの組合せによるツボ刺激の降圧効果に関するランダム化比較試験:パイロットスタディ」ならびに「ツボ押しの降圧効果に関する研究」の二つの研究を行った。 4週間の鍼治療と自身でのツボ押しの組み合わせによる単群の介入試験を行った結果、安静時の収縮期ならびに拡張期血圧が低下する傾向が認められたが有意な降圧効果は認められなかった。また、4週間の自身でのツボ押しによる無作為化比較試験の結果、介入群、対照群共に家庭血圧測定による収縮期ならびに拡張期血圧が低下する傾向が認められたが、有意な降圧効果は認められなかった。
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