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2023 年度 実施状況報告書

レム睡眠行動異常症の軽度運動機能障害に着目した神経変性疾患の早期診断法開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K17015
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

山田 剛平  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (20834641)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2025-03-31
キーワード早期スクリーニング法
研究実績の概要

日常臨床において指タッピング運動課題を用いた神経変性疾患のスクリーングを行ったが、頚椎症性脊髄症、正常圧水頭症、脊髄小脳変性症、末梢神経障害等でも軽度障害を呈した。早期診断にあたり嗅覚機能評価やDAT-SPECT、起立試験等を組み合わせる必要がある。本年度は神経疾患患者や健常者を対象に、指タッピング運動課題、嗅覚機能評価、自律神経機能評価、歩行課題などを実施、より精度の高い早期診断法の開発を試みたい。また本研究では指タッピング運動の振幅や速度、加速度といった定量的評価を行っているが、記録にやや時間がかかることが課題となっている。より多くの医療機関で早期診断法を実際に応用するにあたっては定性的評価法の開発も必要となる。解析装置を必要としない簡便な指タッピング評価法についても考案したい。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

早期診断法の開発にあたり知見が蓄積されてきた。

今後の研究の推進方策

指タッピング運動課題や問診票を用いた神経変性疾患のスクリーニング検査を患者を対象に実施していく。

次年度使用額が生じた理由

日常臨床業務と学会発表、論文執筆の機会が多く、本研究の遂行時間が例年より短縮したため次年度使用額が生じました。残額はMRI撮影費用や論文投稿時の英文校正、オープンアクセスジャーナルの論文掲載料に充てます。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Hand-foot synkinesis in a patient with phenytoin intoxication2024

    • 著者名/発表者名
      Yamada Gohei、Toyoda Takanari、Katada Eiichi、Matsukawa Noriyuki
    • 雑誌名

      Clinical Parkinsonism & Related Disorders

      巻: 10 ページ: 100237~100237

    • DOI

      10.1016/j.prdoa.2024.100237

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 首下がり徴候を主訴に来院した患者の臨床像2023

    • 著者名/発表者名
      山田剛平
    • 学会等名
      第64回日本神経学会学術大会/
  • [学会発表] ふらつきが強く歩行困難となった高齢男性2023

    • 著者名/発表者名
      山田剛平
    • 学会等名
      第17回パーキンソン病・運動障害疾患コングレス イブニングビデオセッション

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公開日: 2024-12-25  

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