| 研究課題/領域番号 |
19K17017
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| 研究機関 | 埼玉医科大学 |
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研究代表者 |
瀬尾 和秀 埼玉医科大学, 医学部, 助教 (50824299)
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| 研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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| キーワード | パーキンソン病 / MRI / 画像解析 / 脳構造ネットワーク |
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| 研究実績の概要 |
2019年度は研究用の脳MRI撮像と臨床検査のプロトコルを作成し、倫理審査委員会に申請、承認された。その後、研究のプロトコルでの脳MRIファントムのテスト撮像を行い、プロトコルが研究計画に適正であることを確認した。研究対象者の募集、登録を開始した。現在、新規登録と登録済みの研究対象者への脳MRI撮像、臨床検査を行なっている。研究計画に支障をきたすような事案は生じず、計画は着実に進行している。研究計画の変更は研究対象者を十分に確保するために、登録期間を2020年4月1日から2020年8月1日に延長した。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現在、新規登録と登録済みの研究対象者への脳MRI撮像、臨床検査を行なっている。研究計画に支障をきたすような事案は生じず、計画は着実に進行している。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の影響で、当院外来患者数減少し、研究対象者の新規登録に遅れが生じている。研究対象者を十分に確保するために、登録期間を2020年4月1日から2020年8月1日に延長した。
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| 今後の研究の推進方策 |
2020年8月1日までに、研究対象者の登録を完了する。登録が完了次第、12ヵ月ごとにMRI、臨床検査を行なっていく。研究期間中には次のことを明らかにする。
①PDと健常者の脳構造ネットワーク構成の相違点：PD群と健常者(HC)群の比較を行う。②PDのサブタイプごとの脳構造ネットワーク構成の違い：PDの無動型は振戦型に比べ予後不良であり脳構造変化の相違が予測されるため、振戦型と無動型の群間比較を行い脳構造ネットワーク構成の違いを明らかにする。③疾患進行に伴うPDの脳構造ネットワーク変化：Baselineをコントロールとし12ヵ月ごとに疾患進行に伴う脳構造ネットワーク変化を明らかにする。また、本研究と同様の条件で12ヵ月ごとに検査が行われた健常者群をコントロールとした検討も行う。そして、脳構造ネットワーク変化とMMSEやMDS-UPDRS等の臨床検査結果の変化の相関解析を行い、疾患進行と脳構造ネットワークの相関性を明らかにする。④疾患進行に伴う個々のPDの脳構造ネットワーク変化：研究③と同様に、病態進行に伴う脳構造ネットワーク変化を個々の患者ごとに明らかにし、抽出された脳構造ネットワーク変化と臨床検査結果の変化の相関解析を行い、疾患進行に伴うバイオマーカーとして同定する。そして得られた結果を取りまとめ、成果の発表を行う。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
現在、新規登録と登録済みの研究対象者への脳MRI撮像、臨床検査を行なっている。研究計画に支障をきたすような事案は生じず、計画は着実に進行している。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の影響で、当院外来患者数減少し、研究対象者の新規登録に遅れが生じている。研究対象者新規登録が、次年度にずれ込んだため、baselineのMRI撮像費用が次年度使用額として生じた。研究対象者を十分に確保するために、登録期間を2020年4月1日から2020年8月1日に延長した。また、当該年度に行ったbaselineのMRI撮像費用の処理を事務的手続きとして次年度にまわした。
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