研究課題/領域番号 |
19K17032
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
本多 正幸 京都大学, 医学研究科, 院内助教 (50795432)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 自己免疫てんかん / 認知症 / バイオマーカー / 自己免疫性脳炎 |
研究実績の概要 |
「治る認知症」としての自己免疫性辺縁系脳炎(ALE)を早期に適切に検出するためのバイオマーカーを見出すことを目的とする。認知症ないし 軽度認知機能障害を呈するALE例において、長時間ビデオ脳波モニタリング、高磁場MRI、FDG-PET、神経心理検査、髄液検査、及び抗神経抗体 を含む血液検査を行い、目標症例数は20~30例とし、健常対照群として各年代5名ずつ計30名を予定し、各検査項目の感度と特異 度を算出する。主成分分析を用いて認知機能の障害パターンを捉え、諸検査との相関を検討する。認知機能障害合併ALEの診断・治療について、科学的根拠をもったバイオマーカーを提供でき、早期診断・治療、病勢、予後推定、治療法 の確立が期待される。 本年度は国内の学会におけるpreliminary dataの発表ならびに知見の収集,学会誌への症例報告,対象となる症例蓄積が主たる成果である.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
COVID19流行のため,新規長時間ビデオ脳波モニタリング症例がなく症例が集まっていない.
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今後の研究の推進方策 |
引き続き,本年度は国内外の学会出席による知見の収集,症例収集と解析を進め,必要に応じて研究期間延長を検討する.
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次年度使用額が生じた理由 |
海外学会への参加が不可となったため.条件を満たす症例数の不足,海外への検体送付が少なかったため
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