研究課題/領域番号 |
19K17048
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
萩原 悠太 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (90811802)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | SMI / Carotid Artery Stenting / 頸動脈超音波 / 頸動脈狭窄症 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、頸動脈ステント留置術(Carotid artery stenting; CAS)において、Superb Micro-vascular Imaging(SMI)を用いた頸動脈超音波検査、経口腔頸動脈超音波検査を使用することで、周術期合併症を減少させ、より安全な手術を確立することである。 2021年度の成果として、①「Utility of transoral motion-mode ultrasonography to detect tongue fasciculation in patients with amyotrophic lateral sclerosis 掲載誌Muscle & Nerve(原著、筆頭著者)」にて経口腔超音波の有用性を示した。②「頸動脈超音波所見から頸動脈ステント留置術後のplaque protrusionとプラーク内新生血管の関与が示唆された興味深い症例 掲載誌Neurosonology(症例報告、筆頭著者)」にてSMIの有用性を示した。③「Left transradial neurointerventions using the 6-Frenchi Simmons guiding sheath: Initial experiences with the interchange technique 掲載誌 World Neurosurgery(原著、共著者)」にて、より低侵襲かつ安全な脳血管内治療方法を示した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
超音波医学の発展に寄与する結果は順調に残してきており、さらに報告を増やす予定である。次年度は、最終段階として「Carotid ultrasound using SMI to identify patients developing in-stent restenosis after CAS(原著論文)」を海外誌に投稿する予定である。
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今後の研究の推進方策 |
投稿予定の「Carotid ultrasound using SMI to identify patients developing in-stent restenosis after CAS(原著論文)」の報告とは別に、本研究にて蓄積されたデータによって、SMI超音波によるCAS術後のステント内評価の重要性を示す予定である。この報告により、CAS術後にSMI超音波を施行することは、本邦ではある程度確立されるものと思われる。 また経口腔超音波に関しては、2022年度5月開催の日本超音波医学会第95回学術集会にて、シンポジウム講演とライブデモンストレーション講演を務める予定であり、引き続き当方が本邦におけるトップランナーとして、本分野を牽引していく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
予定していた国際学会への参加が新型コロナウィルス感染症の影響で参加不能となったことと、報告を準備していた動画の制作に遅れが生じ、次年度使用額が発生した。次年度は、国内学会参加(日本超音波医学会第95回学術総会 2022年5月名古屋)、2022年度報告予定の論文の投稿料・掲載料・英文校正料で費用が発生する。
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