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2022 年度 研究成果報告書

狭窄性頸動脈病変の診断におけるSMI超音波の有用性に関する観察研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19K17048
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52020:神経内科学関連
研究機関聖マリアンナ医科大学

研究代表者

萩原 悠太  聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (90811802)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードカラードプラ法 / 頸動脈狭窄性病変 / 頸動脈超音波 / 経口腔頸動脈超音波
研究成果の概要

本研究の目的は、頸動脈狭窄症に対する頸動脈ステント留置術(Carotid artery stenting; CAS)をより安全に施行することである。そのためにCAS周術期における詳細かつ正確な超音波による病変評価が重要であると考えた。本研究では2編の原著論文と2編の症例報告を通じ、(1)術前超音波評価におけるCAS後ステント内再狭窄を来しやすいプラーク所見、(2)CASにおけるプラーク内新生血管の危険性、(3)経口腔頸動脈超音波の有用性を明らかとし、今後(4)CAS後ステント内評価における頸動脈超音波の有用性を報告する予定である。

自由記述の分野

脳神経内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

頸動脈にプラークが付着し引き起こされる頸動脈狭窄症は、脳梗塞の重大な原因の一つである。頸動脈狭窄を有する患者に対して、ステントで狭窄部を拡張するCASは頸動脈内膜剥離術と並び一般的な治療であるが、しばしば合併症が問題となる。その合併症を減らすために、低侵襲かつ腎毒性がない頸動脈超音波検査による周術期評価が有用と考え、本研究を立案した。本研究によって、術前の超音波所見で新生血管をみとめた症例では、術後のステント内再狭窄を示す可能性が高いことが示された。また術後においても、ステント内の評価に超音波が有用であることが示唆された。本研究の成果は、より安全なCAS手術戦略の立案に寄与するものと考える。

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公開日: 2024-01-30  

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