申請者は、本研究課題においてSLC6A4のDNAメチル化部位群(CpG island)近傍領域(CpG island shore)に存在する1カ所のCpG部位(CpG3)が精神状態を反映し脳構造との相関を示すこと、5-HTTLPRのgenotypeと相互作用すること、CpG3を人工的にメチル化させると転写活性を完全に抑制できることを明らかにしており、同部位がSLC6A4のDNAメチル化状態をsurrogateできる機能的マーカーであると考えられる(Ikegame et al., Schizophr Bull 2020)。
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