研究課題
若手研究
統合失調症の発症に大きな効果を持つリスク遺伝子として、白人でSETD1A遺伝子が同定された。SETD1A遺伝子が日本人においても統合失調症の発症に大きな効果を持つリスク遺伝子であることを明らかにすることが、本研究の目的である。SETD1A遺伝子の稀な変異を網羅的に検索するため、症例924サンプルについてタンパク質コード領域をシーケンスし、新規の機能的なミスセンス変異を3個同定した。
精神医学
本研究により日本人統合失調症の発症に大きな効果を持つ可能性があるSETD1A遺伝子の新規の機能的なミスセンス変異を3つ同定した。今後は、これらの候補リスク変異と統合失調症の関連解析を行い、SETD1A遺伝子が日本人においても統合失調症の発症に大きな効果をもつリスク遺伝子であることを明らかにしたい。