ADHDにおける逆境的小児期体験への暴露の有無を調査した。ACEスコアが0の場合、ACE暴露-群、ACEスコアが1以上の場合にACE暴露+群とした。全ての対象者に対して、背景情報、社会的機能(LSAMI)、ADHD症状の重症度(CAARS)、認知機能(WISC-III、CAT)、脳画像(MRI)、神経生理学的検査(ERP、NIRS)を行った。ASD with ADHD群31名、ASD without ADHD43名、Control41名をリクルートし解析を行った。神経生理学的検査の3群間の解析に有意な差は認めなかった。虐待の指標であるCATSやACEと NIRSの値との関係性も認めなかった。
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