研究成果の概要 |
思春期の患者のうち主治医からICD-10でF2(精神病性障害)、F3(気分障害)、F4(神経症性障害)の診断を受けた研究参加者に対し、聴覚関連電位脳波(MMN、ASSR)の計測と臨床症状、社会機能の評価を行った。思春期の精神疾患を持つ患者のMMNとASSRの変化の意義について文献調査を行い、英文総説(Tada et al., 2019; Tada etal., 2020.)を発表した。さらにASSRと病態の関連を考察するために、発生源について調べ、聴覚野から領野外まで広がるネットワークが関与することを明らかにし、原著論文として発表した(Tada et al., 2021)。
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