研究実績の概要 |
患者群10名および対照群11名のMEG測定を終え、解析の段階に入っている。画像解析ソフトBrainstormを用いて、両群の脳内関心部位における刺激提示300- 350msecの活動性の差異について解析した。多重検定の対策としてα=5%のタイプIエラー率の設定でfalse discovery rate(FDR)補正を行った。複数の部位で患者 群と対照群の活動性の差異を検出し、これがASDにおける視線認知異常に関連していると考えられた。現在、これについて論文作成中である。 【国際学会発表】<23rd Pacific International Scientific Conference 2022.4.13. Vladivostok online> ○Zain E, Sugimoto A, et al.: A preliminary study of brain activities during cue stimulation task execution Using magnetoencephalography in patients with internet gaming disorder. 【国内学 会発表】<第63回日本児童青年精神医学会 2022.11.11. 松本 online> ○杉本篤言, 他: 脳磁図(MEG)を用いた自閉スペクトラム症(ASD)の視線認知メカニズム研 究. 【報告書】杉本篤言, 他: ゲーム・ネット依存グループ心理療法によるシステム脳機能改善メカニズムの解明 -脳磁図(MEG)を用いた実験系の確立-. 発達研 究 36: 43-52, 2022.
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